【労務情報】カスハラ対策待ったなし①

カスハラ対策は待ったなし
こんにちは。社会保険労務士法人やえざき事務所です。
2026年中には、カスタマーハラスメント(カスハラ)対策が事業主の義務となります。「うちは中小企業だから関係ない」と思っていませんか?実は、中小企業だからこそ対策が急務なのです。
カスハラとは?
カスハラとは、顧客や取引先が従業員に対して行う、社会通念上許容される範囲を超えた言動のことです。単なるクレームとは異なり、従業員に精神的・身体的苦痛を与える悪質な行為です。
具体例:

  • 暴言や人格否定(「殺すぞ」「馬鹿野郎」)
  • 過度な要求(「徹夜で直せ」「2000万払え」)
  • 長時間の拘束(2時間以上の詰問など)
  • 身体的攻撃・セクハラ
  • 土下座の強要
  • SNSでの誹謗中傷

厚労省調査では、19.5%の企業で過去3年間にカスハラ相談があり、「増加している」企業が「減少している」企業を上回っています。
なぜ中小企業で対策が急務?

  1. 法的義務とリスク

2026年中には相談体制整備などが義務化
適切に対応しないと安全配慮義務違反で損害賠償のリスク

  1. 従業員への深刻な影響
    連合調査では、カスハラ被害者の76.4%が生活に変化があり

38.2%が「出勤が憂鬱になった」
26.7%が「心身に不調をきたした」

  1. 中小企業特有のリスク

一人の離職が業務に直結する影響
採用・教育コストの負担増
「お客様は神様」意識による我慢の強要

今すぐできる第一歩

トップが従業員を守る姿勢を明確に示す
相談窓口を明確にする(誰に相談すればよいか)
基本的な対応方法を決める(どう対応すればよいか)

次回は、具体的な対策ステップを解説します。

上部へスクロール