【労務情報】熱中症対策義務化シリーズ②|実効性のある管理体制の構築|運用上の課題と改善策

社会保険労務士法人やえざき事務所です。

シリーズ第2回では、施行後の実際の運用における管理体制の見直しポイントを解説します。

報告体制の実効性向上

よくある課題

  • 報告先が不明確で連絡が遅れる
  • 現場責任者不在時の対応が曖昧
  • 緊急時の判断基準が共有されていない

改善のポイント

  • 複数の報告ルートを設定
  • 判断に迷った場合は「安全側」の原則徹底
  • 時間外・休日の連絡体制も整備

WBGT値測定の実践運用

測定・記録のポイント

  • 作業開始前の必須測定
  • 1時間ごとの定期測定
  • 危険値到達時の作業調整記録
  • 月次での傾向分析

従業員の理解度確認

チェック項目

  • 報告先を正確に把握しているか
  • 初期症状を正しく認識できているか
  • 「すぐ報告」の意識が浸透しているか

継続的改善のポイント

    • 運用上の課題の月次洗い出し
    • 従業員からの意見収集
    • 他事業場の好事例共有

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制度の形式的な対応だけでなく、実効性のある運用体制の構築が従業員の安全につながります。やえざき事務所では、このような労務管理に関する情報を定期的にブログで発信しております。

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